我が家はいわゆる週末婚である。自分は結婚時に婿養子になったのだが、妻家族と一緒に住むとは一切考えてはいなかった。仕事の都合もあり隣の市にアパートを借り妻と同棲を始めた。それまではお互い実家暮らしで同棲なんて考えたこともなかったが(後に妻は結婚すら考えていなかったと語る)、出来ちゃったので仕方がないと覚悟を決めたのを覚えている。
妻は地元で子育てしたいと考えていたようで第一子の入園をきっかけに実家へ戻ることになった。
それからは週末になると子供を連れてアパートに来て日曜日の夕方には帰るというスタイルが自然と形成されて行くのである。
現在の子供内訳
2023年に第4子が生まれ現在の構成となる。
年齢 | 性別 | 備考 |
---|---|---|
9歳 | おとこ | ママ大好き |
6歳 | おんな | ママ大好き |
4歳 | おとこ | ママ大好き |
1歳 | おんな | ママ大好き |
正直に言うと無計画である。まさか自分が4人の父になるなんて思いもしなかった。必然的にあまり子育てに関わっていないので子供たちはママ好きだ。記憶力が育っていない頃なんかはよく、存在を忘れられていて、抱っこしてはギャン泣きされたことを覚えている。ここまで来たら5人目を目指そうかと冗談で妻に言ったらブチ切れられた。
葛藤はあった
「このままでは良くない。家族が別々に生活するなんて異常だ」と悩んでいた時期もある。アパートで一緒に暮らすという選択肢もあった。と言うか一緒に住むならそれしか無かった。妻の実家には当時、両親、祖父母、妻の妹が住んでおり、そこで自分が同居するなんて絶対に嫌であった。家も古く、部屋という部屋も無く、間取り的にも難があった。職場も遠くなり、朝が弱い俺には兎に角、妻の実家だけは勘弁だったのである。
妻の回答
妻は保守的である。始めからこちらの市では、子育てしようなんて思っていなかったようだ。慣れない土地での生活は嫌だったのだと思う。何より、根底には、楽をしたいと言う心持ちが見え見えであった。実家ならじいじやばあばも居るし、一人では大変なことも色々頼めるし、願ったり叶ったりなのだ。
保守的とは言ったが、妻を多少養護すると、生まれ育った所で子供を育てたいと思うのは自然な成り行きだったのかもしれない。
慣れた
なんやかんや言ってきたが、この生活も10年近くしていると安定して来る。今では俺も妻もこの状況に対して何も議論しなくなった。子供たちも特に疑問に思っていないし、何なら、週末はパパのアパートで過ごすと言うちょっとしたイベントみたいになっている。
何かきっかけがあるまではこのままの生活が続くはずだ。いつか来るその日まで、今までの体験を綴って行けたらと思う。
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